男性も満足できる!ヘルシーな野菜食堂
「なると屋+典座」
ある食通の友達からオススメされて訪問したこちらのお店。野菜のみで作られる月替りの定食が売りの「野菜食堂」です。
訪問前は男でも満足出来るだろうか…と少し不安がありましたが、
料理を頂いてみると大満足の内容でした。
シンプルな味付けですがメリハリが利いており、非常に味わい深いです。
事前に人気店であることは聞いていたので、開店の15分前に訪問しました。
それでも、休日のお昼とは言え、8人待っておられたのには驚きました。
観光客よりも、地元の方の人気を得ているようです。
店内は結構キャパシティがあるので、多少並んでいても安心です。
お店の天井は打ち放しコンクリートで、テーブルやブラインドは木製、
照明は間接照明となっており、お昼でもゆったりスローな時間が流れております。
厨房を眺めていると、調理前に使用する分だけ山葵をすりおろしており、安心しました。
長さや太さ、色合いから、山葵の質も中々です。
じっくりと調理されておりますが、さして待つこと無く供されました。
届いた料理は先ず見た目に嬉しい。
どれから頂こうかと迷ってしまいそうです。
胡麻豆腐はねっちりとしっかりした歯応えが気持ち良く、
噛みしめると濃厚な胡麻の風味が広がります。
先ほどの山葵が味わいをキリッと引き締め、力強い味わいながらに飽きさせません。
ブロッコリーは醤油の実とともに。
発酵を伴った麹の酸味、香りがブロッコリーを引き立てます。
煮物はウド、里芋、お麩の味噌煮。
根菜の力強さとお麩の味わい深さが組み合わさり、野菜だけとは思えないパンチです。
これはご飯を頂きたくなってしまう。
ご飯は軽く干した切り干し大根を混ぜております。
大根の甘みが米の甘みの輪郭を強調し、噛みしめると滋味深い。
米だけで頂くよりも少量で満足出来ます。
香の物
そして、お椀は白菜と蕗の薹の吸い物。
白菜の甘みが蕗の薹の繊細な苦味を受け止めて、じんわり染み渡る味わいです。
冬と春の橋渡しと言った感のスープです。
単にヘルシーなだけでなく、じっくりと味わえる料理たち。
男でも楽しめるので、鎌倉駅近くの選択肢に是非!
なると屋+典座
住所:鎌倉市小町1-6-12 寿ビル2階
営業時間:ランチ 11:30~15:00 (14:30 L.O.)、 ディナー 18:00~21:00 (20:30 L.O.) *食材が終わり次第閉店 (火曜日、第2・4水曜日定休日)
電話番号:0467-23-7666
URL:http://narutoya-tenzo.com/

料理も愛するタベアルキスト。鮨、日本料理、中国料理、エスニック料理が特に好きです。ネットやメディアの情報だけでなく、信頼出来る友人や料理人の方の情報も参考にして食べ歩いております。美食との出会いは人生を輝かしくするものだと思いますので、ご参考になれば幸いです!
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