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陶芸アトリエで鎌倉生まれの器を手に入れる

「At Home Works」

羽佐田瑶子 | WRITER

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著者撮影

油絵を思わせるような独特の色味に、お家をかたどった可愛らしいお皿。水あめのような透明の水玉模様がマットな白を彩る様子は、お菓子のヌガーを思わせる。 


 
海のような青、夕日のようなピンク。豊かな表情をみせる器たちを一度使用すると、とても幸せな気持ちになる。

鎌倉を拠点に活動する陶芸家、林 彩子さんが主催する陶芸アトリエ「At Home Works(アット ホーム ワークス)」 の作品だ。

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著者撮影

At Home Worksは”日常使いできるアート”をコンセプトに、プレートやマグカップなどのキッチンウェアを中心に手掛けている。油絵のような質感と、銅版画のかすれを思わせる作風は多くの鎌倉の店舗にも愛され、ふと街中で出会うことも多い。

2016年、様々なご縁から「旅と器と。」というテーマが始まることになった、と彩子さん。アトリエにお邪魔させていただいた。

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著者撮影

湘南海岸公園駅を降りると、かすかに海のにおいがする。お花屋さんの角を曲がり、江ノ電の線路沿いをテクテクと歩く。住宅街をぬけると、ポツンと木々に囲まれた木造の平屋が見えてくる。「海から漂流してきたような、そんなイメージです。」と笑いながら出迎えてくれた、ここがAt Home Worksのアトリエだ。

入り口を入ると、ガラスの棚に作品たちが並ぶ。

ちょうどアトリエ展が開催されていたこともあり、様々な人が行き交い、各々器を手に取り眺めていた。

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著者撮影

スタッフみんなで塗ったという水色の壁とは対照的に、工房に入ると木のぬくもりと大きな窓枠から入る日差しの温かな空間が広がる。このスペースでは定期的に陶芸ワークショップも開かれる。

 

日々を彩るアートのような器

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著者撮影

「色やゆがみ、ひとつとして同じものはなく、油絵の中に描かれているような器のイメージです。食卓に置いた時に絵になるようなものを日常から使ってもらえるように、使い心地にもこだわっています。 盛り付ける、食べる、食べ終わる、洗う、重ねる、全ての場面を想像して、日々を彩る器を作っています。」と、彩子さん。

持つ時の重さや、口にあたるところは釉薬を厚めに塗り心地よく飲めるようになど、細かな点に配慮がある。絵画的な風合いと使いやすさ、それがAt Home Worksの大きな特徴だ。

 

At Home Worksの定番「木蓮のマグ」

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©At Home Works

At Home Worksの作品には、いつも少し”余白”がある。

「余白があると、何をいれようかな、と考えたくなる。マグとプレートを組み合わせて小さなお菓子をちょこんと乗せれば、午後のお茶の時間にちょうどいい。プレートだけでも使えるように」と作られた木蓮のマグは、どんな食事シーンにも馴染むAt Home Worksの定番商品だ。
 

自由な使い方で想像が膨らむ「キャラメルチーズケーキ」

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©At Home Works

 

「アトリエのスタッフみんなで囲む3時のおやつに、一番よく使います」とアシスタントの佐々木望さん。

カップを小鉢代わりに使えば、晩酌のおともに。キャラメルチーズケーキと名付けられた平らな長方形のお皿は、とても自由な使い方が出来る。

 

一期一会の一点モノ 「Ayako Hayashi」シリーズ

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著者撮影

長いこと、とても丁寧にひとつひとつの作品と向かい合っている女性がいた。手に取って、触れて、愛でる。静かだが愛を感じる行為だった。そんな彼女がひとつの作品の前で立ち止まり、何度か全体を往復した後に、この子を買います、と指さした作品は、きれいな赤ピンクの水あめ模様だった。一点モノの幸せな旅立ちに、スタッフの皆さんが嬉しそうな表情を浮かべていた。

At Home Worksが定番商品ならば、Ayako Hayashiシリーズはすべて一点モノの特別な作品たち。

「出逢いだと思って、手に取ってほしい」と彩子さんは愛おしそうに作品に触れた。使いやすさはそのままに、ひとつひとつ表情や色味が全く異なり、まるでアート作品のような華やかさをもつ特別なシリーズだ。

 

「旅と器と。」でAt Home Worksの作品に触れる

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©At Home Works
 

今年1年行われる「旅と器と。」では、”器が2つの旅をする”というコンセプトで、湘南エリアなど全国各地でAt Home Worksの作品に触れることができる。

展示会で作品たちを購入することができる「彩る器」 では色合いや形が異なる器に触れ、お気に入りを見つけよう。8月20日~9月11日は鎌倉の人気雑貨店「moln」での個展が始まる。

そして全国各地のカフェなどで期間限定でAt Home Worksの器が使用され、使い心地を体感できるのが「味わう器」だ。「料理やデザートを味わうように、器を味わう。盛り付けることで器は新しい絵になるので、使い心地をぜひ体感してもらいたい。」と彩子さん。6月1日~20日は鎌倉の御成通りにある「WanderKitchen」で展開、多国籍料理とAt Home Worksの特別なコラボレーションは楽しみだ。

その他、詳しいスケジュールは特設サイトをチェック。

http://www.utsuwato.com/

期間中以外にも定期的な取り扱いがあるお店もあるので、詳しくはショップリストを参照。

 

「ワークショップ」で自分だけの器をつくる

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©At Home Works

At Home Worksのアトリエでは、定期的にワークショップが開催されている。
http://athome-works.com/workshop/

カフェオレボウルやプレート、花器などバリエーションも様々。「本当に使えるものを作ろう」をテーマに参加者の方々と共に使い心地を想像しながら作るので、使いやすく自分の手にぴったりと合うお気に入りの1つを作ることができる。

 

自然の空気や海の香りとともにすくすくと育つ、鎌倉生まれの器

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©At Home Works
 

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著者撮影 左) At Home Works代表の林彩子さん 右)アシスタントの佐々木望さん

器を両手で抱える、お茶の温かさを感じる。手作りのビスケットを”キャラメルチーズケーキ”というチャーミングな名前のお皿に並べる、3時のおやつを楽しむ。
 
食事を通して行われる、1つ1つの当たり前の動作がとても愛おしく感じられるのは、この器たちがもつ魔法のよう。テーブルに器が並ぶだけで、その場が明るく、美しく彩られるのだ。
 
アトリエのお庭には、旦那様と手作りされた大きな窯小屋がある。自然の空気や海の香りを吸い込むようにすくすくと育ち、様々な色をつける器たちは、この環境だからこそ生まれるものなのだろう、と感じる。
 

「使う時の心地よさ、気分の良さは、普段の生活を豊かにします。それは美しい食器を使う、ということよりも大切なことかもしれない」と彩子さん。この機会に温かな人柄から生み出される器たちと触れ、ご縁から生まれた出逢いを楽しんでほしい。

INFORMATIONインフォメーション

At Home Works
住所:〒251-0032 藤沢市片瀬4-3-1
URL:http://athome-works.com/

WRITERライター情報
羽佐田瑶子
羽佐田瑶子

ライター。日本文化と食と寅さんを愛する87年生まれ。47都道府県を制覇、サブカルチャーから伝統文化まで、各地で出逢った“美しく、面白い日本文化”をライフスタイル誌等で執筆。フリーペーパーKAMAKURAにも在籍、鎌倉を中心に湘南のスポット&イベント情報をお届けします。
URL:http://yokoyamy.tumblr.com/

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