鎌倉野菜×タイ料理。ココロが喜ぶタイ料理店
「kuriyum」
鎌倉の海岸線のほど近く、穏やかな時間が流れる空間で、ピリッとスパイシーなタイ料理を頂く・・・
鎌倉散策の新しい楽しみ方を見つけた。
長谷駅から海岸線への道すがら、お目当てのお店がある。
今や鎌倉のおしゃれスポットと進化している長谷エリアではあるが、
この一帯はどこか懐かしさを感じる静かな住宅街。
なんともレトロなムードの黄色い建物の2階にタイ料理店「kuriyum」はある。
「タイ料理店だから、タイ風の内装っていうのはあまり好みではなく・・・」
穏やかな人柄が魅力のシェフ・河栗さんが、控えめにそう教えてくれた。
南国リゾートを意識したという内装は、ここがタイ料理店ということを忘れてしまうほど。
訪れる人を癒す不思議な心地良さがここにはある。店内から少しだけ見える海岸線を眺めながら
ゆっくりとくつろげる。
自然豊かなタイでは、その土地で収穫したものをその土地で消費するという地産地消が当たり前。
kuriyumではその考え方をそのままに、鎌倉で取れた新鮮な野菜や魚をふんだんに取り入れたタイ料理を
心がけているそう。
だからこそ、kuriyumでは、旬の食材に寄り添うようなタイ料理が楽しめる。
例えば、グリーンカレー。一般的には、鶏肉とナス、パプリカ、タケノコあたりがメジャーな食材で、
タイ料理レストランでも多く見られる。
それがkuriyumでは、「菜の花」「あやめカブ」「むらさき芋」といった旬の食材を使った
何とも華やかなグリーンカレーとなる。(※3月の取材時)
(写真)素材を活かしたグリーンカレーは、正に地産地消を心がけるkuriyumならでは。
ランチ時にセットで提供される季節野菜のサラダも、その時々の旬な野菜が楽しめる。
毎朝調達するという鎌倉野菜も様々な料理にお目見え。
(写真)見た目にも美しい季節野菜のサラダ。瑞々しい鎌倉野菜は味が濃く美味。
【毎年渡タイして、タイ料理を研究!】
2009年にお店をオープンした後も毎年タイに10日以上滞在し、
その地の美味しい料理を食べ歩きしている河栗さん。
「タイで食べて美味しかったものを再現したり、日本や鎌倉の素材を使ってアレンジしています。」
と、こだわりを教えてくれた。
いつも訪れるのは、タイの中でも北部(チェンマイのあるエリア)や東北部だそう。
事前に訪れる店をリサーチしているのかと思いきや、現地でなんとなく美味しそうだと感じたお店に
とにかく入ってみるそうだ。正に一期一会の出会い。
kuriyum では、そんな河栗さんの探究心とセンスが感じられる逸品に出会える。
kuriyum(クリヤム)
住所:神奈川県鎌倉市長谷2-16-15 サイトウビル 2F
営業時間:Lunch:11:30~15:40 ( 15:00 L.O ) Dinner:17:30〜22:00 ( 21:00 L.O ) ※水曜定休、第1、3火曜はランチのみ営業
電話番号:0467-25-1525
URL:http://kuriyum.petit.cc/
情報元説明:
※ランチタイムのご予約は11:30のみ。
※店内は狭くなっておりますため、ベビーカーでの入店は不可。

東南アジアの情報サイト「TRIPPING!」の編集者として勤める傍ら、ナチュラルフードディレクターとして、料理イベントを運営する「i.kitchen」を主宰。湘南の食材を美味しく食べられるお店の情報を中心にお届けして行きます。
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